大きな木2
歩いていると、木の上から、歌がきこえました。
とりさんの家族が木の上で、合唱していました。
ちょろぴは 上を見上げていいました。
「こんにちは、とりさんたち、ぼく家族をさがしているんだけど、
ぼくとおなじ、くちばしがあってしっぽがある、カモノハシの仲間を知りませんか?」
とりさんたちは話しあって、唄うようにいいました。
「みたことないわ〜〜〜」
ちょろぴは、ぽてぽて 歩いていきました。
しばらく歩くと、おさんぽしている
うさぎの家族に出会いました。
ちょろぴは 走っていって ききました。
「こんにちは、うさぎさんたち、ぼく家族をさがしているんだけど、
ぼくとおなじ、くちばしがあってしっぽがある、カモノハシの仲間を知りませんか?」
うさぎさんたちは顔をみあって、耳をぴょこぴょこさせていいました。
「みたことないねえ」
ちょろぴは、ぽてぽて 歩いていきました。