星の子がおちてきた3
「あんな子はほっておけばいいのよ」
フィギーちゃんは言いました。
「でもねえフィギーちゃん、あの子はここをよく知らないんだよ、
ひとりで歩いたらあぶないかもしれないよ」
フィギーちゃんは、しぶしぶちょろぴと星の子を探しに行きました。
森をぬけたがけの上で、星の子がすわって泣いてました。
「お父さん、さびしいよ、
ここには光る山も光る川もないよ・・・お空に帰りたいな・・・」
「さびしいんだね」
ちょろぴがいいました。
「ひとりぼっちになれば、誰だってさびしいよね、
なにか、元気がでるようなことがあるといいんだけど」
2人は、ネドベくんのところへ行って
お父さんに、なにか良い方法がないか聞いてほしいと頼みました。
ネドベ君のお父さんは、物知りなのです。