大きな木7

次の日の朝 ちょろぴは もうさびしくありませんでした。
そして、大きな木さんに言いました。

ちょろぴしあわせ

「ありがとう ぼくは また家族を捜して旅にでます。
みんな友達ってわかったから もう大丈夫。

おおきな木さんも、さびしくないかもしれないけど、
本当は 仲間がいたら、もっともっと楽しいよね。」

ちょろぴは りすさんにもらった どんぐりを
おおきな木さんの そばに植えました。

どんぐりを植える

「いつか芽をだして 大きな木になるよ
そしたら おおきな木さんは 仲間と一緒にすごせるね。
そして もっともっと 先にはきっと
またここが森になるよ」


大きな木さんは にっこり笑って ちょろぴに 言いました。

「また木の仲間と すごせるなんて
またここが 森になるなんて、思ってもみなかったよ
わしはさびしくは なかったけど、
希望ができると、わくわくするんじゃな
ちょろぴ、ありがとう 」


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