ともだち1
ちょろぴとぺんちゃんは、旅を続けました。
そんなある日・・・ジャッボ〜ン
目の前におおきなサメが顔をだして言いました。
「みかたことない奴だな!オレはギルターさまだ!
このへんは、オレ様の海だ!ここにはいるやつは、オレの海を荒らす敵か、
オレ様のごはんだけだ!
おまえは、この海を横取りにきたのか?
」
「海なんてとったりしないよ
ぼくたちは、氷いっぱいの国に行くんだよ」
ちょろぴはこたえました。
「じゃあ、おまえたちはオレ様のごはんだ!
今日はおなかいっぱいだから、明日のご飯にすることにするから、
にげないように明日まで、見張っているぞ!」
ちょろぴとぺんちゃんは、ぷるぷるふるえましたが
海の上では、逃げることもできません。
ザザザザア〜〜〜〜サササ〜〜〜
海は静かにうたっています。
しばらくして、ちょろぴがいいました。
「見張ってるだけなんて、つまらなくない?お話しようよ」
「お話?なんだそれは!?」
ギルターくんは、ごはんにそんなことを言われたのははじめてなので、びっくりしました。
「おしゃべりすると楽しいと思うな、
もしかしたら、お友達になれるかもしれないし」
「おともだちってなんだ?おしゃべりなんてしたことがない!
オレはここにずっと一人だ、この海に入る奴は追い出したし、
そうでなければ、ごはんにした」
ちょろぴはびっくりしました。
「ずっと一人なの?さびしくないの?」