夜明け3
どのくらい時間がすぎたでしょう・・・・・ 泣き疲れたちょろぴはすこし寝てしまいました。 目が覚めたちょろぴがふと耳をすますと、 シーンとした森のどこかから声が聞こえました。 「ちょろぴ、ちょろぴ」・・・ よく聞くとそれは、木のみんながささやいている声でした。 木のみんなは恐い呪文じゃなくて、 ちょろぴに話しかけてくれていたのです。
「こっちだよ」という声が聞こえるほうへ歩いていくと、 空が見える場所に着きました。