夜明け1
自分と同じカモノハシの仲間を捜す、旅の途中・・・ ちょろぴは、はじめて入った森で、 出口がわからなくなって 夜になっても、どこを歩いているか、わかりませんでした。 木がたくさん茂っていて、 空も見えません。
「誰かいませんか?」 と、聞いてみても、だれの返事もありません。 木々はざわざわ恐い呪文をささやいているようです ちょろぴは恐くて耳をふさいで 無我夢中ではしりました。