出発4
海をみながらぼくは考えた。
あぶないな・・・と思ってみても、
ちっとも行きたい気持ちがなくならなかった。
「あぶないけど・・・それでも・・・
見てみたいと思ったら、もう行くしかないんだな。
どうしてもぼくは見てみたいんだ、ペンちゃんのふるさと」
みんなが応援してくれなくても、ぼくはペンちゃんと海に行こう。
「ごめんね、ありがとね」
ペンちゃんが、ぼくにほほえんだ。
船がが完成した朝、僕たちは出発することにした。
「みんなに挨拶したかったな・・・」
ちょっとさびしかった。