春になったら3
浜に行くと、みたことのない羽の小さい鳥さんが、
びしょぬれで倒れていた・・・
とってもさむそうだった。
ぼくは急いでつれて帰って、
集めた落ち葉でたき火した。
その日で、羽の小さい鳥さんをあたためると
羽の小さい鳥さんは、だんだん元気になってきた。
「きみはだあれ?鳥さん?どこからきたの?」
「ぼくはぺんちゃん、ペンギンだよ。氷いっぱいの国にいたんだ、
氷の船で寝ちゃったら・・・流されちゃったの・・・
ここはどこかな・・・おうちに帰りたいな・・・」
ぺんちゃんは、ぽろぽろ涙を流した。
「ここは、もこぽこ村だよ。氷いっぱいの国ってどんなところ?」