ひなたぼっこ6
その日の夜
ぼくたちは、お日さまのおみやげをおしりにもらって
いっしょにおふとんに入った。
おふとんの中は、お日さまのにおいでいっぱいになった。
「ぼくはずっと、お日さまが大嫌いだったけど、
やつも、そんなに悪いやつじゃないと思うね」
ジッタくんは寝る前に、ぼくにつぶやいた。
ぼくもそうおもうなあ・・・と返事しようとしたけど、
「おやゆび姫は幸せなのかもな・・・」
そう言って、ジッタくんはねちゃった。
ぼくは、お日さまのにおいがいっぱいで、
その日はお空を飛ぶ夢をみていた・・・
もちろん、ジッタくんもいっしょにね。
ジッタくんが、おひさまと仲良しになれたらいいな。
おしまい